食用タール色素について

アメリカ国内で食品への使用が許可されている食用タール色素は8種類あり、そのうちの7種類は日本での使用が許可されています。(アルミニウムレーキは除く。)逆に日本で使用が許可されている12種類の食用タール色素のうち、5種類の赤色タール色素については日本での使用が許可されておりません。

アメリカで使用が許可されている食用タール色素一覧

名称 和名 日本の許可状況 備考
FD&C Blue #1
Brilliant Blue FCF
ブリリアントブルーFCF(食用青色1号) 一部の食品を除き使用が許可されている。 アルミニウムレーキは食品用途では許可されていない。(日本は許可されている。)
FD&C Blue #2
Indigo carmine
インジゴカルミン(食用青色2号) 一部の食品を除き使用が許可されている。 アルミニウムレーキは食品用途では許可されていない。(日本は許可されている。)
FD&C Green #3
Fast Green FCF
ファストグリーンFCF(食用緑色3号) 一部の食品を除き使用が許可されている。 アルミニウムレーキは許可されていない。(日本は許可されている。)
FD&C Red #3
Erythrosine
エリスロシン(食用赤色3号) 一部の食品を除き使用が許可されている。 アルミニウムレーキは許可されていない。(日本は許可されている。)
FD&C Red #40
Allura Red AC
アルラレッドAC(食用赤色40号) 一部の食品を除き使用が許可されている。 アルミニウムレーキも同様に許可されている。
FD&C Yellow #5
Tartrazine
タートラジン(食用黄色4号)※5号ではないので 注意 一部の食品を除き使用が許可されている。 アルミニウムレーキは食品用途では許可されていない。(日本は許可されている。)
FD&C Yellow #6
Sunset Yellow FCF
サンセットイエローFCF(食用黄色5号)※6号ではないので 注意 一部の食品を除き使用が許可されている。 アルミニウムレーキは許可されていない。(日本は許可されている。)
Citrus Red #2 シトラスレッド2 日本では使用が許可されていない。 使用基準あり(オレンジの表面に全重量の2ppm以下、フランクフルトやソーセージの皮に最終製品重量の150ppm以下まで使用可)

日本では食用色素として使用が許可されているが、アメリカでは使用が禁止されている色素

名称 和名 日本の許可状況 備考
FD&C Red #2
Amaranth
アマランス(食用赤色2号) 一部の食品を除き使用が許可されている。 アメリカでは1976年に使用が禁止された。
New Coccine ニューコクシン(食用赤色102号) 一部の食品を除き使用が許可されている。 アメリカでは使用が禁止されている。
D&C Red #28
Phloxine
フロキシン(食用赤色104号) 一部の食品を除き使用が許可されている。 アメリカでは食品への使用は禁止されている。
Rose bengal ローズベンガル(食用赤色105号) 一部の食品を除き使用が許可されている。 アメリカでは使用が禁止されている。
Acid red52
Sulforhodamine B
アシッドレッド(食用赤色106号) 一部の食品を除き使用が許可されている。 アメリカでは使用が禁止されている。